アンテナ修理はいくらかかる?自分で出来る修理方法についても詳しく紹介!

アンテナ修理イメージ

「テレビが急に映らなくなってしまった…」
「アンテナが壊れたようだけど、どうやって直せばいいのかわからない。」
このように、テレビが急に見られなくなってしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テレビの不具合の可能性もありますが、急に映らなくなってしまった場合、アンテナに何かしらの故障がある可能性もあります。
しかし、アンテナの多くは屋根や外壁など、危険が伴う場所にあるため、自分たちで修理するのは難しいです。
その時は、専門業者に依頼するのが一般的ですが、どの程度料金がかかるのかも不安なところだと思います。
そこでこちらの記事では、アンテナが壊れてしまったときの修理に関して、修理の相場や依頼する前に自分でチェック出来るポイントについて紹介をしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。

アンテナ修理が必要になるとき

アンテナが壊れた家イラスト

アンテナの修理が必要な場面は、以下のような状態のときです。

  • アンテナが傾いている、倒れている
  • エラーコード「E202」が表示される
  • 自然災害でアンテナに影響がでた
  • テレビ画面にノイズがでる

アンテナが傾いている、倒れている

まず、屋根にあるアンテナが傾いている、倒れている時は業者へ依頼をしましょう。
これは屋根の上に立っていることが多い、八木式アンテナで多く発生します。
屋根を確認してアンテナに変化があった場合には、業者に依頼して確認してもらった方がよいでしょう。
また、アンテナの変化は無いように見える場合でも、アンテナの向きが変わっている場合があります。
電波の受信は非常に繊細であるため、少しの傾きやズレでもテレビが映らなくなってしまいます。

屋根の上は非常に危険であるため、もし倒壊が確認できても自分で修理しようとはせずに、なるべく専門業者に依頼することをおススメします。

エラーコード「E202」が表示される

テレビが突然映らなくなり、エラーコード「E202」が表示されたときには、アンテナに異常があるかもしれません。
エラーコード「E202」は、地上デジタル放送や衛星放送の電波がテレビに届いていないことを示しています。

このエラーコードはテレビが映らなくなった時、よく表示されるエラーコードで、アンテナ以外の様々な不具合でも表示されます。
そのため、まずはテレビを再起動してみたり、配線を確認してみましょう。
もしこれでもテレビが映らない場合は、アンテナに異常がある可能性が高いです。

自然災害でアンテナに影響がでた

テレビアンテナは種類によって、自然災害の影響を大きく受ける機器です。
特に八木式アンテナは屋根の上に立っているため、雨風の影響でアンテナが倒壊してしまったり、雷が落ちてしまうということも考えられます。
そのため、悪天候によって映りが悪くなってしまった場合は、アンテナが故障している可能性があります。
こちらもまずは、専門業者に相談をしてみましょう。

また、頻繁に映りが悪くなってしまう場合は、厳密には修理と異なりますが、ブースターの導入で改善出来ることが多いです。ブースター設置とアンテナの状況確認で専門業者に見積もりを取りましょう。

ちなみに、台風や雪などで衛星の電波が弱く、一時的に画像や音声の質を下げた放送を「降雨対応放送」と呼びます。
この放送は悪天候が回復すれば元に戻りますが、もし治らない場合はしっかり修理してもらいましょう。

テレビ画面にノイズが映る

テレビ画面がザーッとなるノイズが映る場合、原因の多くは電波不足です。
アンテナケーブルのゆるみや、ケーブルの劣化等で電波が届きにくい状態となっている可能性があります。
天候の被害がなくとも、アンテナも経年劣化していきます。
一般的に寿命は10年から15年と言われておりますので、取り付けてからしばらく点検をしていない場合には、これをきに一度点検を依頼するのもよいでしょう。
また、こちらもブースターの導入やケーブルの修理で改善できることが多いため、専門業者に見積もりを取りましょう。

修理を依頼する前に!

ストップをかける

さて、修理を依頼するときにポイントとなるサインを紹介してきましたが、自分たちでも改善できることがあります。
少しの勘違いやケアレスミスで起こることもありますので、まずはこちらの内容を確認してから修理を依頼するようにしましょう。

エラーコード「E100」「E101」「E201」「E209」

まず、表示されているエラーコードによっては修理できる可能性があります。
代表的なものを紹介していきます。

 エラー名 エラー内容
E100 B-CASカードが挿入されていない
E101 B-CASカードが読み取れない
E201 アンテナレベルの低下
E209 衛星アンテナケーブルがショートしている

「E100」「E101」が表示された場合には、テレビに刺さっているB-CASカードを挿入しなおすことで、改善ができます。
B-CASカードはテレビの背面にあることが多く、デリケートなつくりをしているため、取り扱いには注意しましょう。
「E201」はアンテナレベルが低下しているときに表示されるエラーで、悪天候で電波がうまく受信できないときに表示されることが多いです。
天候が悪い場合には、回復を待ってみましょう。

「E209」が表示された場合は、衛星アンテナケーブルがショートしているというエラーです。こちらはあまり表示がされないエラーではなりますが、コンバーター電源を[切]に設定するか、受信設定でアンテナ電源の設定を確認することで治る可能性があります。
まずは一度試してみてください。

テレビの入力切替が違う

基本的な事ですが、入力切替を誤ってしまったときにエラーコードが表示されることがあります。
現在はチャンネルの数が多く、リモコンにも数多くのチャンネルが表示されています。
そのため、知らず知らずのうちに誤ったボタンを押してしまって、テレビが急に映らなくなってしまうことは重々考えられます。
まずは、慌てずにリモコンを確認して、選択している放送が選択されているのか確認をしましょう。

ただしBS/CS放送や4K/8K放送を契約しているにも関わらず、テレビが映らなくなった場合は故障の可能性があります。

ブースターの不調

アンテナだけでなく、周辺機器に不具合が生じている場合があります。
このブースターは、アンテナの受信した電場を増幅させる機器で、導入している家庭も多いと思います。こちらの機器も接触不良でうまく電波を増幅できていないことがありますので、電源を入れ直す等を試してみてください。
ブースター自体の故障の可能性もあるため、アンテナ修理を依頼した際には、ブースターのチェックも行ってもらいましょう。

アンテナ修理相場は?

金額計算イメージ

では、ここまで試してもテレビが映らない場合には、アンテナ修理を依頼する方がよさそうです。
こちらでは、一般的なアンテナ修理の相場について解説をしていきます。
業者やアンテナによって相場は変わりますので、あくまで参考値として確認してください。

 工事内容 工事相場
アンテナの向き調整 約\5,000~\15,000
アンテナの立て直し 約\10,000~\25,000
アンテナの交換 約\33,000~\60,000
ブースターの追加 約\15,000~\30,000
分配・配線工事 約\10,000~
アンテナの撤去・処分 約\4,400~

アンテナ修理と一概に言っても、作業内容によって金額は大きく変わります。
既存のアンテナを修理するだけであれば、金額を抑えることができますが、アンテナ自体を交換するとなると、アンテナ本体の金額も必要になるため、高額になります。
また、こちら一般的な金額を確認して記載していますが、業者によっては出張費や高所作業での工賃などが追加される可能性があります。

見積もりを依頼する際には、後々トラブルにならないようにしっかり打合せを行ってください。

これから修理が必要なアンテナが増えてくる?

ここまでアンテナ修理についての紹介をしてきました。
修理が必要になる原因は様々あり、修理の内容も多岐にわたっています。
しかし、これからテレビアンテナは修理が必要になることが多くなると予想されています。それは、アンテナの寿命と関係があります。

アンテナの寿命は先ほども少し触れていますが、一般的に約10年から15年と言われています。条件によっては10年以上問題なく使用できることもありますが、安全面や画質のことを考えると10年が一つの基準となります。

そして、現在多くのアンテナが取り付けから10年以上経過しております。
それはデジタル放送への移行から10年以上経過したタイミングであるからです。

日本では2003年からデジタル放送への移行がスタートし、2011年7月までにほとんどの地域でアナログ放送からデジタル放送への切り替えが終了しています。
そのため、メンテナンスをしていなければ、アンテナを交換してから10年は経過していることになります。

問題なく映っているから大丈夫と思われるかもしれませんが、長年の雨風や雪、鳥などによる外部からの影響を受け、さび付いてしまったり、曲がってしまうなど、アンテナは多くのダメージを受けていることが多いです。
そのため、修理が必要になるアンテナはこれから増えてくると考えられています。

しかし、アンテナは屋外に設置されていることが多く、普段の生活で目につくことはほとんどないため、アンテナの劣化にはなかなか気付けないこともあります。
気付けないまま、万が一、折れた屋根から落ちてきてしまい人にぶつかってしまったら大惨事となってしまいます。
修理が必要なタイミングがあれば一番ですが、もし不安がある方は、一度点検だけでも依頼するとよいかもしれません。
見積もりだけであれば無料で対応してくれる業者もあるため、気軽に相談してみてください。

まとめ

さて今回は、アンテナの修理に関して、修理が必要な状態、自分たちでも修理できる可能性がある状態についてまとめてきました。
アンテナを自分で修理するのは難易度が高いですが、テレビやブースターの不調であれば自分たちでも解決できる可能性があります。
テレビが映らなくなってしまった!わからないエラーコードが出ている!といった場合も、まずは慌てずに一つ一つ原因を探ってみましょう。

そして修理を依頼する際には、しっかりと見積もりとって、納得できる業者で修理をしてください。
これからアンテナの修理が増える時期と予想されているため、少しでも気になったところは相談してみるのもよいかもしれません。

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