中古のアンテナってどうなの?購入するときの注意点について詳しく解説!

リサイクルショップ

アンテナを設置するには、アンテナ自体の購入が必要となります。
通常は新品のアンテナを設置することが多いですが、オークションサイトやディスカウントストアでは中古のアンテナが売っていることがあります。
アンテナはいくつか種類がありますが、毎年モデルチェンジをするようなものではなく、ほとんど同じアンテナが使われています。
そのため、「受信精度が変わらないのであれば、中古でもいいかもしれない?」と思われる方も多くいらっしゃると思います。
そこで、こちらの記事では中古のアンテナについて、購入する時の注意点について解説をしていきます。
これからアンテナを設置する方は、参考にしてみてください。

中古のアンテナはおススメ出来ない!

まず、結論から伝えると、中古アンテナはおススメはできません。
もちろんまったく使えないということではありませんが、おススメ出来ない理由について解説していきます。

劣化している可能性がある

まずは劣化している可能性が考えられます。アンテナの寿命は10年から15年と言われておりますが、設置されている場所の環境によっては劣化が速く進みます。例えば、海沿いに設置されているアンテナであれば、潮風の影響でサビつきやすくなっている可能性があります。また、雨風が多い地域であれば、表面の塗装が剝がれやすくなっていることもあります。
アンテナは頑丈に作られているため、多少の劣化であれば問題なく使用することができますが、購入後すぐに壊れてしまってはアンテナが無駄になってしまいます。

アンテナの劣化や故障がわかりにくい

アンテナを実際に目の前にするということはほとんどないため、実際にアンテナが故障しているのか、劣化しているのかを直ぐに見分けることは難しいです。アンテナの一部が曲がっていても、このようなつくりかと勘違いしてしまうかもしれません。
また外見上は大丈夫でも、内部の金属が劣化しているということも考えられます。
オークションサイトやリサイクルショップなどでは特に判断が付きづらいため、購入する時は一層注意しましょう。

オークションサイト特有のトラブル

アンテナに限ったことではありませんが、オークションサイトで商品を購入した場合には、トラブルになるケースが多々あります。
写真と実際の商品が違っている、届いたときにすでに故障していた、故障している商品を出品している等、オークションサイトのトラブルはあとを絶ちません。
特にアンテナの場合は普段触れる機会が少ないため、出品者の情報だけを信じてしまい、購入してから使えないアンテナであったということもあります。
中には悪質な詐欺のような形で出品していることもあるため、できる限り中古のアンテナは避けた方が良いでしょう。

アンテナの種類と本体の価格について

アンテナ選び方

では、アンテナ本体を新品で購入した場合いくらが相場なのか解説をしていきます。
こちらを参考にしながら、新品で購入するか、中古で購入するかを検討してもいいかもしれません。

地上デジタル放送用アンテナ

地上波デジタル放送を視聴するときに使用される、八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ、室内アンテナの相場について解説をしていきます。

八木式アンテナ

八木式アンテナは、魚の骨のような形が特徴のアンテナです。
アナログテレビ時代から広く普及しており、アナログ放送時代はVHFアンテナ、デジタル放送ではUHFアンテナと呼ばれています。
電波の受信精度が高く、電波が届きにくいところでも電波を拾うことができる性能がメリットです。
そのため、現在でも多くの家庭で使用されており、比較的安価で設置することができる点も大きなメリットです。
八木式アンテナについては以下の記事も参考にしてください。
⇒八木式アンテナを紹介!最も受信精度の高いアンテナについて詳しく解説

八木式アンテナ本体 \2,000~\10,000
デザインアンテナ

デザインアンテナは2012年頃から普及し始めたアンテナです。八木式アンテナとは違い、薄型でデザイン性の高い形をしており、家の外観を損なわずに設置することができます。メーカーからも様々なデザインで販売されており、非常に人気を集めています。
価格は八木式アンテナよりも高額ですが、外壁や屋根裏、ベランダに取り付けることができるため、取り付け方法が比較的簡単です。しかし電波受信をするための角度の調整が難しく、取り付ける場所によっては電波の受信感度が低く、事前にしっかりと電波状況を確認した上で設置する必要があります。
そのため、デザインアンテナでは受信ができない場所も存在します。
デザインアンテナについては以下の記事も参考にしてください。
⇒デザインアンテナを紹介!スタイリッシュでおしゃれな最新アンテナとは

デザインアンテナ本体 \5,000~\12,000
ユニコーンアンテナ

最近ではユニコーンアンテナと呼ばれるアンテナも登場しています。
ユニコーンアンテナは八木式アンテナと同程度の受信精度があり、デザインアンテナのようなスタイリッシュさもあるため、双方のいいとこどりをしたアンテナです。
しかし、設置するための金額が他のアンテナに比べると高額となっています。
これからますます需要が多くなると考えられるアンテナです。
ユニコーンアンテナについては以下の記事も参考にしてください。
⇒ユニコーンアンテナを紹介!デザインと受信力を兼ね備えた最新アンテナ

ユニコーンアンテナ本体 \6,000~\12,000
室内アンテナ

室内アンテナはその名の通り、室内に設置できるアンテナです。
こちらのアンテナは、天候などの影響を受けることがないため、劣化や故障がしにくいアンテナです。
そのため、この室内アンテナであれば中古で購入しても問題が少ないアンテナです。
ただし、室内アンテナは受信力が非常に弱く、受信できる条件が非常に厳しいです。
そのため、電波の強い強電界地域以外では、上記で紹介したアンテナを使用するようにしましょう。
室内アンテナについては以下の記事も参考にしてください。
⇒室内アンテナとは?コンパクトで工事が不要なアンテナを詳しく解説

室内アンテナ本体 約\1,000~\7,000

衛星放送用のアンテナ

BS/CSアンテナ

CSは通信衛星、BSは放送衛星を表しており、元々分離していた両者が統合されたアンテナです。
BS/CS放送はデジタル放送と周波数・波長が異なっているため、受信するためには専用のアンテナを設置する必要があります。
デジタル放送を受信するアンテナと同時に設置や交換の依頼をすることも可能です。
通常のテレビ放送を見るだけであれば必要なく、より多くのチャンネルを見る際に必要となります。
BS/CSアンテナについては以下の記事も参考にしてください。
⇒BS/CS放送に必要なアンテナとは?工事費用とともに詳しく解説!

BS/CSアンテナ本体 約\5,000
4K/8Kアンテナ

4K/8Kアンテナは、BS/CSアンテナと同様に、衛星放送を受信することができるアンテナです。BS/CS放送よりもより高画質で臨場感のある4K/8K放送を受信することができます。
また、これまでのBS/CSアンテナでは受信できなかった番組を見ることができ、より多くの放送を楽しむことができます。
4K/8Kアンテナについては以下の記事も参考にしてください。
⇒4K8K放送とは?高画質で臨場感のある映像が見れる最新放送について詳しく解説

4K/8Kアンテナ本体 約\6,000~\13,000

スカパー!用のアンテナ

スカパー!は衛星放送の1種ですが、スカパーを契約するとアンテナ工事やアンテナが無料や割引された価格で設置できることがあります。
こちらは公式ホームページを確認して、設置の費用を確認してください。
公式ホームページはこちら
⇒スカパー!公式ホームページ

アンテナを設置するなら専門業者に依頼しよう

アンテナ設置を依頼するのは、アンテナ専門業者がおススメです。
専門業者はアンテナに関する知識や経験値が豊富にあるため、安心して任せることができます。
また費用面に関しても、アンテナ本体の料金を含めた金額で請け負ってくれるところがほとんどであるため、比較的抑えた金額で交換することが可能です。
他にも、家電量販店やホームセンター、街の電気屋等でも依頼することは可能ですが、料金は高額になることが多いです。
特に家電量販店やホームセンターへ依頼するときには、下請け業者に工事を発注することがほとんどであるため、中間マージンが掛かります。
そのため、料金が専門業者と比べると高くなりがちです。
自分でアンテナ設置をするという方法もありますが、高所作業であることやある程度の知識が必要であるため、安全のためにも業者に依頼するようにしましょう。

費用相場について

では、アンテナ専門業者に依頼したときの費用について記載します。
あくまで参考であるため、実際には見積もりをとった上で検討をしてください。

 工事内容 工事相場
八木式アンテナ交換 約\15,000~\30,000
八木式アンテナ新規設置 約\16,000~\35,000
デザインアンテナ交換 約\20,000~\35,000
デザインアンテナ新規設置 約\22,000~\40,000
ユニコーンアンテナ交換 約\25,000~\40,000
ユニコーンアンテナ新規設置 約\30,000~\50,000

まとめ

今回はアンテナを中古で購入したときの注意点についてまとめてきました。
アンテナを中古で買う際には注意すべき点が多くあります。
そのため、できる限り新品のアンテナを設置してもらった方がよいでしょう。
その中でも、室内アンテナに限っては、劣化している可能性も少ないため、試してみても良いかなと思います。
ただし、受信できる条件が非常に厳しいため、購入してもテレビが映らない可能性があることは確認しておきましょう。

アンテナを設置する、工事するという経験はあまりないことですので、まずは専門業者にぜひ相談をしてみてください!

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